外国人が最も混乱する日本語表現「しかない」
例えば。
「その目薬は その薬局でしか買えない」
この文は、ある薬局でその目薬が「買える」という意味なのだが「ない」という否定形が混ざっているせいで、文法を覚えたての外国人が解釈すると――
「その目薬は その薬局でのみ 買う事ができない」
と誤解してしまう。
分かりやすい文に換えると
「その目薬は その薬局を除いては 買う事ができない」
以下のサイトで解説されている通り、この文法は、不足感や排他的等のネガティブな気持ちを強調したいため「ない」という否定を前面に出し「≒ほとんどない」と訴えたい場合に用いられている。
英語でいえば little, a little が同様に混乱を招きそうなイディオムだが、こちらの方がはるかに覚えやすい。